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喘息などの治療で気道の炎症をとるために使われる吸入ステロイド薬です。ノンフロンタイプのドライバウダー吸入式のステロイド薬であることで、有効成分のブデソニドは既存の成分より約２倍も局所抗炎症作用を有しています。
そのため高い効果を期待できる一方で、全身性の副作用も出にくいのが特徴・効果の一つです。
またタービュヘイラーを採用しているのも特徴・効果の一つで、これにより薬剤肺到達率が向上しています。
到達率は従来の加圧式定量噴霧吸入器より2倍以上となっていますから、これも効果が期待できる理由です。
最初から100回、もしくは200回分の薬剤が充填されていますから、薬剤の詰替えがないのも優れた魅力です。

ブデソニド

通常成人の場合、ブデソニドとして1回100〜400μg（100μg吸入用の場合：1〜4回、200μg吸入用の場合：0.5〜2回）を1日2回吸入します。

用法用量は症状の程度により増減しますが、1日最高1600μg（100μg吸入用の場合：16回、200μg吸入用の場合：8回）までなので注意が必要です。

基本的に副作用が少ないステロイド薬ですが、全く症状が出ないわけではありません。
声がかすれたり稀に口腔内カンジダ症があらわれますが、吸入後にうがいをすることで予防ができます。
飲み薬とは違い局所に作用する薬ですから、重い副作用を心配する必要はないでしょう。
ただし長期間大量に使用し続けていると、全身性の副作用が生じる恐れがあるのは注意事項の一つです。
副腎皮質機能抑制や子どもの成長遅延、骨粗鬆症などの症状があられる可能性もありますから、定期的に検査を受けて医師にチェックしてもらうのがおすすめです。

・持病やアレルギーの影響を受ける恐れがあるので処方前には医師に必ず伝えましょう。
・正しい吸入方法で使用しないと効果が発揮されませんから、医師の説明をよく聞き説明書も必ず確認するようにしてください。
・十分な効果が出るまでには数週間かかりますから、予防薬として毎日規則的に吸入するのも注意事項です。
・あくまでも予防薬でおきている発作を止めることはほとんどできませんから、発作時には気管支拡張タイプの吸入薬を使いましょう。