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デパスの通販や個人輸入について

公開日: : 最終更新日:2016/09/14 精神科の薬

デパスの特徴・効能について

デパス画像
まずはデパスがどんな薬なのかをご紹介します。
デパス錠やエチラームは、とても穏やかな効き目のある抗不安剤として知られています。
デパスは抗不安薬としての効果が高く、副作用も比較的少なく、幅広い診療科で処方されています。 短期間の服用で、副作用が問題視されていた「ベンゾジアゼピン」の5~6倍の効能が発揮されるのが特徴です。

つまり、短期間の服用で効果が期待できるデパスは依存しにくい抗不安薬であると言えるでしょう。

抗不安作用があることから精神的な疾患を改善する薬として用いられ、デパスは神経症・うつ病や心身症・睡眠障害・肩こりや腰痛などの症状の緩和に効果が立証されています。
元々の症状によって、服用した際に実感出来るデパスの効果は異なりますが、「よく眠れるようになった」「不安が解消されてほっとした」「リラックスした安心感が得られる」などの、効果を実感できたと言う声が多くあります。

デパス錠やエチラームは、不安神経症や睡眠障害の他、うつ病、統合失調症、高血圧症、パニック障害、胃潰瘍などの治療に用いられています。
日本国内でデパス錠を入手するには、医師が書いた処方箋が必要となっていますので、病院を受診しないと薬を手に入れることができません。
デパス錠やエチラーム自体は、副作用がほとんどなく、とても安全性の高い薬だと言われておりますが、薬であることに違いはありませんので、基本的には医師や薬剤師の指示に従って服用する事が重要です。
詳しくデパスの効果・効能についてはコチラ

デパスの用法容量

【神経症・うつ病の場合】
通常、成人では1日3mgを限度に1mg×3回に分けて経口服用します。

【心身症・頸椎症(肩こり)・腰痛症・筋収縮性頭痛の場合】
1日1.5mgを限度に0.5mg×3回に分け服用します。

【睡眠薬や睡眠誘導薬として用いる場合】
1日1~3mgを就寝前に1回経口服用します。

※デパスは普通の生活の中で感じるイライラや軽いストレスの解消だけを目的に、安易に飲むべきでありません。医師のきちんとした診断のうえで使用して下さい。

また、患者の体質や症状などによって用法用量は個人差が出ます。
飲み方でもある人にとっての良い飲み方が、別の人にも当てはまるとは限りません。
自分個人に与えられた医師や薬剤師の指示がありますので、必ずその指示に従って服用するようにしましょう。

 

デパスの副作用

デパスは副作用が比較的少ない薬ですが、それでも全く副作用がないというわけではありません。
デパスは神経症や睡眠障害など多彩な症状に効果を発揮する一方で、副作用や注意事項もあります。
副作用は多岐にわたりますし、注意事項も留意すべきことがたくさんあります。
それらの点を守って服用するなら良い効果を得ることができますが、注意を怠るなら新たな障害を引き起こしてしまう可能性もあります。
まず副作用はどんなものがあるかを認識しておく必要があります。
デパスの副作用には、大きくわけて6つのカテゴリーがあります。
それは、一般的な症状、依存症、横紋筋融解症、悪性症候群、肝機能障害、間質性肺炎です。

この一つ一つのカテゴリーの中に、さらにたくさんの症状が枝分かれしていきます。
「一般的な症状」の中には、ふらつき、蕁麻疹、発疹、倦怠感、注意力低下、脱力、眠気があります。
「依存症」としては、精神不安定、不安感、不眠症があります。
「横紋筋融解症」では、しびれの症状、手足の痛みなどがあります。
「悪性症候群」では、筋肉の凝り、発熱などの症状があります。
「肝機能障害」では、目や皮膚の黄色化、倦怠感、食欲減退があります。
「間質性肺炎」では、呼吸困難、から咳があります。

これらの副作用があることをよく理解したうえで、用法・用量を守り、なおかつ医師の指示に従った方法で服用しなければなりません。

 

デパスの注意事項

注意点としては次のようなものがあります。
まず、服用中止を自分の判断で行わないこと。
また長期的に服用する場合は、必ず定期的な検査を受けることです。
さらに服用中に車の運転をしないこと、機械等の作業を行わないようにすることも必要です。

副作用が強まるおそれがありますので服用後のアルコール(飲酒)や服用中はアルコールを使用してはいけません。
もし重症筋無力症や急性の緑内障を起こしている人は使用しないで下さい。
また、別の薬を併用している場合またアレルギー体質であったり他の持病を持つ方は、その点を担当医師に報告しなければなりません。
服用の仕方、止める場合も含め、必ず医師や薬剤師と相談のうえ計画的に徐々に減量してください。

高齢の人は副作用がでやすいので、少量ではじめて下さい。
副作用では睡眠障害のほかに、肝機能障害を引き起こす場合もあります。
そのような疑いのある症状がでたら医師に報告するようにしましょう。

 

デパスがついに向精神薬に指定?

デパスがなぜ今まで向精神薬に指定されていなかったのか不思議な方もいらっしゃるでしょう。
デパスが日本で発売されたのが1980年代でその頃の日本は精神作用薬(ハルシオンなど)の乱用が世界で問題視されていました。
そこで法律でしっかりと精神薬を規制しようと考えた日本の厚生省がアメリカの法律をそのまま適応してしまったことが問題の始まりと言われています。
アメリカの向精神薬を規制する法律の内容がアメリカで販売している向精神薬しか対象にしておらず、そこには日本で発売されたデパスが対象となってなかったのです。
そのためデパスは現在までなぜか向精神薬対象外になっていました。

また、この法律によって向精神薬対象外のデパス及び成分「エチゾラ系」の精神薬は処方日数(投与)制限がない事で医者が処方が多くなっても問題にならず、また海外からの購入も個人輸入や通販サイトを使って手に入れる事も問題ではありませんでした。

しかし、とうとう2016年の9月14日に厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課がデパス含む成分「エチゾラ系」を「麻薬及び向精神薬」に公示しました。

 

デパスは個人輸入・海外から通販も禁止?

デパス画像

インターネット上にはデパス錠やエチラームの販売を取り扱っている通販サイトがあり、そちらを利用して購入してた方も多いと思いますが、今後は「麻薬及び向精神薬」に指定されますので、今までできたデパス含む成分「エチゾラ系」の精神薬を個人輸入・海外から通販も禁止となります。

この規制に関しては個人輸入利用者の間でも話題になっています。

 

いつからデパスは向精神薬に指定・実施されるのか

厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課が公示をしてから30日後と言われているので公示があった2016年の9月14日だとデパスは2016年10月13日頃には向精神薬として指定・実施されます。

 

デパスを服用したい場合は

デパスは向精神薬に指定・実施されますが、個人輸入や海外からの通販に関して禁止と病院での処方日数が厳しくなっただけで、今まで通り精神科や心療内科などの医療機関ではデパス自体は処方はされます。

ネットでデパスを購入されていた方は今後は病院で処方してもらうか、別の個人輸入が可能な精神薬に切り替えるなどの対応が必要になるでしょう。

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